アイリッシュミストとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アイリッシュミストの意味・解説 

アイリッシュ・ミスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/11 09:00 UTC 版)

アイリッシュ・ミスト
(英: Irish Mist Honey Liqueur)
製造元 Heaven Hill Distilleries, Inc.
発祥国 アイルランド
販売開始 1947
アルコール
度数
35 %
プルーフ 70
deep golden red
Irish whiskey with honey and complex spice notes
テンプレートを表示

アイリッシュ・ミスト(英: Irish Mist )とは、1948年アイルランドタラモアのウィスキー蒸留業者ウイリアムズ家によって開発されたとされる、リキュールの1種である。ウイリアムズ家は、当時タラモア・デュー(「タラモアの滴り」という意味)という銘柄のウィスキーを販売していた。アイリッシュ・ミストは、そのウィスキー販売会社の子会社によって生産が開始されたが、アイリッシュ・ミストが好評だったため、1954年にリキュール製造に専念した。アイリッシュ・ウイスキーに10種類以上のハーブの抽出エキスと蜂蜜を加えることにより製造される。アルコール度数は35度、エキス分は21 %である。

2017年、ヘブンヒル社がカンパリグループより同ブランドを買収した[1]

起源

アイリッシュ・ミストは、中世の時代にアイルランドに住んでいたゲール族が飲用していたと言われている、「ヘザー・ワイン」を参考に開発された、とされている。これは、ヒースの花で香り付けされた混成酒であったといわれており、また、アイリッシュ・ミストにおいてもヒースの花は使用されている。

現代のアイリッシュ・ミストは、アイリッシュ・ウイスキーをベースに、前述のヒースの花やクローバーの花から集めた蜂蜜オレンジ果皮、10種類以上のハーブエキスをブレンドしたものに、水とシロップを加え、3ヶ月以上熟成させたものが製品となっている。

アイリッシュ・ミストを使ったカクテル

ミスティ
1954年に発表、ヒットしたジャズの曲である「ミスティ」にちなんで作成されたカクテルのひとつ。同様の名をもつカクテルは他にも存在するが、文献などで紹介されることの多い「ミスティ」。
ドライ・ジンドライ・ベルモット、アイリッシュ・ミストそれぞれ20mlをステアすることにより作られる。
ミスティ・ネイル
ラスティ・ネイルのバリエーションとも呼べるカクテル。ラスティ・ネイルスコッチ・ウイスキードランブイとで作られるが、ミスティ・ネイルはアイリッシュ・ウイスキーとアイリッシュ・ミストとで作られる。
アイリッシュ・ウイスキー40ml、アイリッシュ・ミスト20mlをステアすることにより作られる。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アイリッシュミスト」の関連用語

アイリッシュミストのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アイリッシュミストのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアイリッシュ・ミスト (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS