アイデア町長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 02:38 UTC 版)
民間企業出身の上野は、就任当初から民間の経営感覚を庁内に導入し、「アイデア町長」として知られた。年功序列人事の廃止や能力重視の昇格を取り入れ、2001年度からは「課」「係」を廃止して「グループ制」を採用。組織として横の連携をしやすくする狙いで、部長を「専務」、次長を「常務」、課長を「リーダー」とするなど名称を工夫。町政に助言する「社外重役」も募集したほか、たらい回しや前例の踏襲、問題の先送りといった役場組織の悪弊の追放に力を入れた。 一方で、道路など町内の基盤整備を進め、優良企業を誘致するなど堅実な一面も。町財政を好転させ、下水道や西春駅西側整備などの懸案事業も大きく前進させた。「健康王国」をキャッチフレーズに健康づくりも積極的に展開。その象徴となる「西春健康ドーム」は、上野の自殺後の12月23日に竣工式を迎えるところだった。
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