葉状腫瘍
葉状腫瘍(葉状嚢胞肉腫)(ようじょうしゅよう)
30代から40代に多く発生し、比較的急速に大きくなるのが特徴ですが、時に巨大化するものもあります。腫瘍の断面が葉っぱのような構造をしているため、この名前がつきました。触診、マンモグラフィー、超音波での所見は良性腫瘍である線維腺腫と似ているため、切除後の病理検査によって診断されることが多いようです。線維腺腫と同様にほとんどは良性ですが、良性-悪性境界例や内臓転移を起こす悪性の症例もあります。悪性であった場合、組織が乳がんとは異なるのでホルモン療法、化学療法、放射線治療はほとんど無効であり、治療の基本は外科的切除です。悪性例や良性-悪性境界例では切除後局所再発の頻度が高いため、広範囲切除が勧められます。
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