むすめごころ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 05:41 UTC 版)
1936年(昭和11年)、雑誌『雄弁』8月号(第27巻第8号)に掲載。1937年(昭和12年)7月20日に竹村書房より単行本刊行。 思春期の少女の微妙繊細な“むすめごころ”を描いた書簡体形式の短編小説。少女・咲子が自分の親しく付き合っていた男友達・時田武を、親友・静子にゆずって結婚させるまでの経過を綴った作品である。大好きな可憐な静子の幸せを願い、武への愛をあきらめる少女の微妙な心理が、それとは裏腹に鮮やかに描かれ、「今の世に変はらぬ若い娘心の不思議」(『むすめごころ』)がよく感じられると巖谷大四は解説している。
※この「むすめごころ」の解説は、「夕映少女」の解説の一部です。
「むすめごころ」を含む「夕映少女」の記事については、「夕映少女」の概要を参照ください。
- むすめごころのページへのリンク