ぼん‐てん【梵天】
読み方:ぼんてん
《(梵)Brahmanの訳。「ぼんでん」とも》
古代インドで世界の創造主、宇宙の根源とされたブラフマンを神格化したもの。仏教に取り入れられて仏法護持の神となった。色界の初禅天の王。十二天・八方天の一。ふつう本尊の左に侍立する形で表され、右の帝釈天(たいしゃくてん)と相対する。梵天王(ぼんてんのう)。大梵天王。
1 仏語。色界の初禅天。大梵天・梵輔天・梵衆天の三天からなり、特に大梵天をさす。淫欲を離れた清浄な天。
3 大形の御幣の一。長い竹や棒の先に、厚い和紙や白布を取り付けたもの。神の依代(よりしろ)を示す。《季 新年》
4 棒の先に幣束を何本もさしたもの。魔除けとして軒などにさした。
5 延縄(はえなわ)・刺し網などの所在を示す目印とする浮標のこと。
6 「梵天瓜」の略。
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