ほけつ‐せんきょ【補欠選挙】
補欠選挙(ほけつせんきょ)
補欠選挙は、議会の欠員を補充する選挙のことだ。任期中でも病気による辞職などがあり、議会に欠員が生じることがある。この場合、補欠選挙を行って議員を補充する。
衆議院で欠員が出た場合、4月と10月にまとめて補欠選挙を行う。具体的には、3月16日から9月15日の間に欠員が出た場合、10月の第4日曜日にその分の補欠選挙をする。またこれが9月16日から翌3月15日の間であれば、4月の第4日曜日に補欠選挙をする。
補欠選挙を年2回に統一して行うのは、現行の小選挙区比例代表並立制では補欠選挙の実施回数が以前に比べて多くなったためだ。
かつての中選挙区のもとでは、2人以上の欠員が出た選挙区について補欠選挙を行っていた。これが、現行の小選挙区になってからは、1人の欠員のたびに補欠選挙が行われることになった。事実、1996年10月の総選挙からの3年間で、11件もの補欠選挙が実施された。しかし、これは非効率的で、何より政党の資金負担が重いという問題があった。また通常選挙と比べても盛り上がりに欠け、いつも投票率が低くなっていた。そこで解決策として、原則として年2回、補欠選挙をまとめて行うことにしたのだ。
(2000.09.20更新)
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