フレア・スタック
【英】: flare stack
集油所、原油生産施設、ガス処理施設、天然ガス液化・貯蔵基地、製油所などで、製品として出荷するか自家燃料として使用する以外の余剰ガス(オフ・ガス)を焼却するための塔である。 原油、ガスの生産操業で発生した余剰ガスまたは廃ガスは、そのまま大気中に放散すると危険であり、特に硫化水素のような有毒ガスを含むこともあるので、生産・処理施設から十分安全な距離に設置したフレア・スタックに導き、焼却処理する。通常は、燃焼ガスが大気中に十分拡散するように、高い塔を設置する。ガス量の多少にかかわらず、常時燃焼を続けており、ガス供給が一時的に止まってもパイロットが着火しており、燃焼が中断しないようになっている。燃焼の炎が装置や施設内に侵入(逆流)しないように、フレーム・アレスター(flame arrester)が付いている。類似施設として、ガス放散塔(vent stack)があるが、これは、操業上、緊急時やスタート・アップ時などに余剰ガスを大気中に放出させるためのもので、通常は着火は行わない。 |

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