てん
- 善キコト則チ自ラ為シタルコト又ハ他人ノ為シタルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・東京府〕
- 一般佳良得意ノ時機ヲ云フ、成功ヲ予見シ得ルノ時機ニ於テ「てんてん」ト唱ヘ、自ラ頭ヲ撫ヅルノ形容アリ。〔第四類 言語動作〕
- 良いといふこと。
- 一般に得意の時機を云ふ、成功を予見し得るの時機には「てんてん」と唱へて自ら頭を撫づるの形容から来たもの。〔犯罪語〕
- 吉。肯定語。
- 有卦。
- 〔的〕吉、肯定語。幸運のこと。有卦に入つたことに云ふ。
- 大丈夫。間違ひのないこと。〔縁日商人〕
- 良い、うまくいつた事、よく売れた事。
- 心配ない。
- 大丈夫。間違ひのないといふこと。
- 万事に都合が好いこと。「はくい」ともいふ。得意の絶頂の場合に前額部を自ら叩いて「てんてん」と唱へるその時舌を出して唱へる事もあり。猶自分の意に満ちたやうな場合に広く用ゐられている。
- 安心。若桜。
- しめた。富良野。
- 調子よくいつた。名寄 不良仲間。
- よい、上等。弘前。
- 一般に得意の時をいう。成功を予見し得る時など、「てんてん」と唱えて自から頭をたたく。安心、大丈夫のこと。〔一般犯罪〕
- 都合がいい、天一ともいう。〔掏摸〕
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