反射地震記録解釈
【英】: interpretation of reflection seismic records
データ処理によって作成された記録断面図および付帯資料(速度解析データなど)から地下構造および岩相などの諸情報を摘出するための一連の過程を反射地震記録解釈と呼ぶ。 解釈の主要な過程は連続した反射面を記録上で追跡することである。通常、反射記録では多数の格子を組む形でデータがとられている。したがって測線の交点 (すなわち格子点)では、両方向に走る記録断面上の反射面深度が一致すべきである。反射面を追跡する過程では常にこのことを確認しながら作業を進行させ、最終的に地下構造の立体的な形を明らかにする。途中の格子点で反射面深度に矛盾が生じたら、確かなところまで逆戻りして追跡をやり直さなければならない。この過程は一種の試行錯誤であり、格子点の多い場合には非常に手間のかかる作業になる。地下構造の解釈結果はコンター・マップの形で表現される。解釈技術における最近の進歩として特筆すべきことは、単に地下構造のみならず、岩相の解釈もある程度可能になったことである。この技術は今後ますます進歩する傾向にある。 |

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