はくさんいちげ

デジタル大辞泉

はくさん‐いちげ【白山一華／白山一^▽花】

読み方：はくさんいちげ

キンポウゲ科の多年草。本州中部以北の高山に自生し、高さ約20センチ。全体に粗い毛がある。葉は手のひら状の複葉。夏、茎の先に白い花びら状の萼(がく)をもつ花を数個開く。白山で最初に発見された。《季 夏》「霧疾(はや)し—ひた靡き／秋桜子」

撮影・青山富士夫

植物図鑑

はくさんいちげ (白山一華)

●わが国の中部地方に分布しています。高山帯の草地や砂礫地に生え、高さは２０～５０センチになります。根生葉は３出複葉で、小葉は細かく裂けます。６月から８月ごろ、花茎を伸ばして散形状に白い花を咲かせます。花弁はなく、５～６個の萼片が花弁のように見えています。
●キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、学名は Anemonenarcissiflora var. nipponica。英名はありません。

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