ねじの焼きつき
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/08 04:15 UTC 版)
ボルトやナットを締め付ける際に、ねじ山の間に摩擦熱が発生してねじが固着する場合がある。特にステンレス鋼において締め付け時の焼きつきが発生しやすいとされる。一度焼き付いたねじの取り外しは、原則として切断するしか方法は無い。 内燃機関においては、エキゾーストマニホールドやターボチャージャー、マフラーの接合部のねじが高熱や錆で焼きつきに類似した癒着を起こす場合があるが、厳密には上記の締め込み時の焼きつきとは異なるものである。 こうしたねじの焼きつきを防ぐ為には、ねじ山の表面処理を改善する、二硫化モリブデンや銅粉、黒鉛を配合した「焼きつき防止剤」と呼ばれる専用グリスを併用するなどの対策が必要となる。
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