なしわりとは? わかりやすく解説

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なし‐わり【梨割り】

読み方:なしわり

ナシを割るように、刀でまっ二つ切り割ること。

「まっかう—車斬り、頭切らるるやつもあり」〈滑・浮世風呂・前〉

歌舞伎小道具の一。くわえ面一種で、刀で梨割りにされたとき、赤く染めた綿が見えるようにしたもの


なし割り

読み方:なしわり

  1. 犯人捕縛の為めにする質屋古着商対す捜査刑事の用語。
  2. 犯人捕縛端緒を得るため刑事質屋又は古着屋を捜査することをいふ。「なし」は品の倒置にて掏摸仲間にも用ふ。〔犯罪語〕
  3. 犯人捕縛端緒を得る為刑事質屋古着屋等を捜査する事。〔刑事隠語
  4. 犯人補縛の端緒を得るため刑事質屋又は古着屋を捜査することをいふ。「なし」は品の逆である。
  5. 〔隠〕犯人捕縛端緒を得るため刑事質屋又は古着屋を捜査すること。「なし」は品の逆。
  6. 犯罪端緒を得るために刑事古物商質屋等を調べて歩くことをいふ。
  7. 犯人捕縛端緒を得るために刑事質屋古着屋を捜査すること。「なし」は「品」の音転。
  8. 品物によって犯人をわり出す(探知)こと。〔一般犯罪
  9. 賍品より犯人探す品割りの反転。〔刑〕
  10. 贓品発見するために古物商質屋等を中心に捜査することをいう。

分類 刑事刑事隠語、刑/警察犯罪犯罪


品割

読み方:なしわり,なしわれ

  1. 品割ノ意ニシテ前掲なしぐれ」ニ同ジ。〔第四類 言語動作
  2. 品物から犯罪露顕することをいふ。なしは「品」の逆、はれは「顕はれ」のはれだけ取つたのである。〔犯罪語〕
  3. 品物から犯罪露顕することをいふ。なしは「品」の逆、はれは「顕はれ」のはれだけ取つたのである
  4. 〔隠〕品物から犯罪露顕すること。なしは「品」の逆、はれは「顕はれ」のはれだけ取つたもの。
  5. なしぐれ」に同じ。犯罪事実発覚を云ふ。
  6. 贓品又は犯罪の用に供した器物などの現存に基き犯罪事実発覚するを言う。三島
  7. 品物から犯罪露顕すること、ナシは「品」の逆、ワレは「あらわれ」の略。⑵これから転じて犯人捜査のため質屋古着屋を探索することを「ナシワル」という。
  8. 品物から犯罪バレること。〔一般犯罪
  9. 贓品から犯罪発覚すること。〔掏摸
  10. 品物によって犯人をわり出す(探知)こと。〔一般犯罪
  11. なしぐれ」に同じ。

分類 掏摸犯罪犯罪

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