なし‐わり【梨割り】
なし割り
読み方:なしわり
- 犯人捕縛の為めにする質屋古着商に対する捜査。刑事の用語。
- 犯人捕縛の端緒を得るため刑事が質屋又は古着屋を捜査することをいふ。「なし」は品の倒置にて掏摸仲間にも用ふ。〔犯罪語〕
- 犯人捕縛の端緒を得る為刑事が質屋古着屋等を捜査する事。〔刑事隠語〕
- 犯人補縛の端緒を得るため刑事が質屋又は古着屋を捜査することをいふ。「なし」は品の逆である。
- 〔隠〕犯人捕縛の端緒を得るため刑事が質屋又は古着屋を捜査すること。「なし」は品の逆。
- 犯罪の端緒を得るために刑事が古物商や質屋等を調べて歩くことをいふ。
- 犯人捕縛の端緒を得るために刑事が質屋や古着屋を捜査すること。「なし」は「品」の音転。
- 品物によって犯人をわり出す(探知)こと。〔一般犯罪〕
- 賍品より犯人を探す。品割りの反転。〔刑〕
- 贓品を発見するために古物商、質屋等を中心に捜査することをいう。
品割
読み方:なしわり,なしわれ
- 品割ノ意ニシテ前掲「なしぐれ」ニ同ジ。〔第四類 言語動作〕
- 品物から犯罪が露顕することをいふ。なしは「品」の逆、はれは「顕はれ」のはれだけ取つたのである。〔犯罪語〕
- 品物から犯罪が露顕することをいふ。なしは「品」の逆、はれは「顕はれ」のはれだけ取つたのである。
- 〔隠〕品物から犯罪が露顕すること。なしは「品」の逆、はれは「顕はれ」のはれだけ取つたもの。
- 「なしぐれ」に同じ。犯罪事実の発覚を云ふ。
- 贓品又は犯罪の用に供した器物などの現存に基き犯罪事実の発覚するを言う。三島。
- ⑴品物から犯罪が露顕すること、ナシは「品」の逆、ワレは「あらわれ」の略。⑵これから転じて犯人捜査のため質屋や古着屋を探索することを「ナシワル」という。
- 品物から犯罪がバレること。〔一般犯罪〕
- 贓品から犯罪が発覚すること。〔掏摸〕
- 品物によって犯人をわり出す(探知)こと。〔一般犯罪〕
- 「なしぐれ」に同じ。
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