トップト・クルード
【英】: topped crude
同義語: 抜頭原油
常圧残油のこと。原油を常圧蒸留装置で処理して、ガス、ガソリン留分、灯油留分および軽油留分を留出させた残りの油のことで、リデュースト・クルード(reduced crude)または抜頭原油ともいう。トップト・クルードはこのまま各種重油の調合材にしたり、また、水素化脱硫を行って低硫黄重油の基材にしたりするが、さらに減圧蒸留装置で処理して減圧留出油と減圧残油とに分け、前者は潤滑油製造原料油、接触分解原料油および低硫黄重油基材のための水素化脱硫用原料油に、後者はアスファルト原料にする。なお、輸入原油のうち、トップト・クルードはその比重が 0.9037 以下で、製油所の原料油として輸入されているものに限って原油とみなされ、関税も一般原油並みに 640 円 / kL となっている。 |

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