てん‐つき【天▽衝】
天付き
別名:天ツキ
天付きとは、DTPや組版などにおいて、行頭に全角の括弧などの約物を配置する際に括弧を半角にして行頭の空白部分をなくす処理のことである。
天付きの処理を行わないで行頭に全角の括弧を配置すると、行頭に半文字分の空白が生じ、また、1文字目が1字下げのような形で配置される。特に、会話文の多い小説などでは行頭括弧がよく用いられるため、紙面の見栄えが悪くなることがある。天付き処理は見栄えをよくするために用いられる。
なお、校正時において天付きを指定する場合は括弧に対して「天ツキ」の文字を付与する。
ちなみに、天付きに対して、行末に全角の括弧などの約物を配置する際に括弧を半角にして行末の空白部分をなくす処理を地付きという。
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