テロ危険度(てろきけんど)(threat level)
アメリカ国内におけるテロ攻撃の危険性を表示する5段階の基準のこと。2002年3月に導入され、アメリカの国土安全保障局が発表している。
テロ攻撃による危険性を5段階に分類し、最も危険性の高い第1段階から赤、オレンジ、黄、青、緑の5色で表示される。中間値となる黄色は、「重大なテロ攻撃の危険性に直面しており、重要施設での警戒を強化し、緊急事態対応計画を実施する必要のある状態」を指す。
国土安全保障局が発表するテロ危険度は、政府部門や警察・治安当局の対応の基準となる。一般人の行動には直接の影響を与えるものではないが、参考のため公表されている。テロ危険度に関する具体的な根拠は明らかにならないものの、これまでに収集した情報などから総合的に判断されている。
国土安全保障省のリッジ長官は21日、緊急に記者会見し、テロ危険度を黄色(かなりの危険)からオレンジ(高い危険)に1段階引き上げると発表した。テロ攻撃がクリスマスなどの休暇シーズンに起きる可能性が高いと指摘している。
・テロリズム(Yahoo! ニュース)
・Homeland Security
(2003.12.22掲載)
- テロ危険度のページへのリンク