【T尾翼】(てぃーびよく)
T-tail
水平尾翼が垂直尾翼の先端に取り付けられる形式。
胴体尾部に付けられる通常の水平尾翼に比べ、幅の割に面積を大きく取ることができ、通常は胴体による気流の乱れを避けられることから、低い抗力と高いピッチ安定性を両立させることができる。
このため輸送機や滑空機などに採用されることが多い。
一方で迎え角が大きくなると気流が胴体に阻まれ、昇降舵が働かなくなってしまい、回復不能のディープストールに陥るという欠点がある。
このため戦闘機には適さないと考えられるが、F-104では加速性能が重視されたためあえてT尾翼が採用されている。
(F-104)
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