田村隆 (料理人)とは? わかりやすく解説

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田村隆 (料理人)

(つきぢ田村 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/22 09:33 UTC 版)

田村 隆
2018年8月10日、東京都新宿区にて
生誕 1957年11月30日
日本東京都 東京23区
死没 (2020-12-22) 2020年12月22日(63歳没)
日本東京都
教育 玉川大学文学部卒業
料理人歴
様式日本料理

田村 隆(たむら たかし、1957年11月30日[1] - 2020年12月22日[2])は、日本料理人、「つきぢ田村」3代目[2]

来歴

生い立ち

「つきぢ田村」2代目田村暉昭の長男として生まれる。祖父は同初代田村平治玉川大学文学部英米文学科を卒業。

料理人として

2018年8月10日、ChefooDo発足記念式典にて会長片岡護(左から3人目)、副会長野﨑洋光(左から2人目)、日髙良実(右端)、脇屋友詞(右から2人目)、特別顧問服部幸應(左端)、陳建一(右から3人目)と

大学卒業後、大阪の料亭「高麗橋吉兆」に入門し、3年間の修業の後、築地2丁目の「つきぢ田村」に戻る[1]。調理場に立つ一方、テレビ番組や料理学校の講師、料理本の出版など、一般に向けた食の普及活動も手がけた。また、2002年から東京日本料理業芽生会(3年間)、2006年から全国芽生会連合会の理事長を務めた(2年間)。一般社団法人全日本・食学会理事[3]

2010年「現代の名工」厚生労働大臣賞受賞。社団法人日本料理研究会師範[4]

2020年12月22日、急性心不全で死去した[2]。63歳没。

田村の死去後、1946年(昭和21年)創業の「つきぢ田村」は休業となり新型コロナウイルス禍でその状態が続いていたが、建物が建て替えられ2024年(令和6年)3月に親族が4代目として店を引き継いだ[5]

著書

単著

  • 『隠し包丁』白水社、2000年 のち白水Uブックス
  • 『田村隆の和食入門 家庭でできる老舗の味』日本放送出版協会《NHKきょうの料理シリーズ》、2004年
  • 『つきぢ田村の隠し味365日』白水社、2007年
  • 『日本料理の基本 つきぢ田村三代目の隠し技「味と心」』新星出版社、2009年
  • 『ご飯が炊けるまでに一汁三菜 つきぢ田村に学ぶ魚と和食の基本』実業之日本社、2010年
  • 『返し包丁』白水社、2013年
  • 『日本料理季節の煮物入門関東仕立て 野菜・魚・肉・乾物87品 仕上がりを変える下ごしらえと秘伝の出汁』誠文堂新光社、2014年

共著

  • 『季節の食材3人のプロはこう料理する』(陳建一・中川麻里生と共著) 女子栄養大学出版部《『栄養と料理』クッキングブック》、1995年
  • 『つきぢ田村のご飯12か月 プロの味づくり』(勝田信と共著)旅行読売出版社(発売)、1996年
  • 『一流料理人のおうちレシピ』(佐竹弘・河田吉功と共著)角川SSコミュニケーションズ、2009年

脚注

  1. ^ a b 和食普及研究会の概要”. 大日本水産会. p. 6. 2024年4月1日閲覧。
  2. ^ a b c “「つきぢ田村」の田村隆さん死去、63歳…NHK料理番組でも活躍” (日本語). 讀賣新聞オンライン. https://www.yomiuri.co.jp/national/20210109-OYT1T50258/ 2021年1月10日閲覧。 
  3. ^ 全日本・食学会 組織概要
  4. ^ 外部リンク、『日本料理季節の煮物入門関東仕立て』著者紹介
  5. ^ 料亭「つきぢ田村」リニューアルして3年ぶり開店 急逝した先代の教えを継いだ4代目が「新しさ」重ねる”. 東京新聞. 2024年4月1日閲覧。

外部リンク




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