たぬき顔
別表記:タヌキ顔
たぬき顔とは
たぬき顔は、基本的には可愛い丸顔・丸っこくて愛らしい印象の顔立ちのこと。特に女性の、目鼻立ちや輪郭が丸くふっくらしていて、どことなく人を和ませる雰囲気のある顔立ちが、たぬき顔と呼ばれやすい。たぬき顔は「愛され顔」の異名で呼ばれることも多い。
たぬき顔はどんな顔?
たぬき顔は次のような印象を与えやすい。・柔らかい雰囲気
・ふんわりした感じ
・あどけない感じ
・癒やし系、和む
・愛らしい、愛嬌がある
・人懐こい、親しみやすい
たぬき顔の特徴
「たぬき顔」の典型的な特徴としては次のような点が挙げられやすい。・たれ目がち
・つぶらな目
・唇は厚め
・頬は厚め
・鼻は低め
・顎は丸め
・眉は太め
こうした要素をすべて備えている必要があるわけではなく、全体として「丸っこくてかわいい感じ」があれば「たぬき顔」とされやすい。
たぬき顔ときつね顔
「たぬき顔」は「きつね顔」とよく対比される。両者を対比すると特徴が分かりやすい。きつね顔はどちらかといえば直線的な印象の顔立ち。
ほっそりして大人びたキレイな人という雰囲気がある。
たぬき顔はどちらかというと曲線的な印象の顔立ち。
あどけなさの残るかわいい人という雰囲気がある。
ちなみに「たぬき」と「きつね」を対比させる扱い方は日本独特の文化である。海外には特にない。
たぬき顔、うさぎ顔、犬顔
たぬき顔・きつね顔だけでなく他にも「うさぎ顔」や「犬顔」などの分類が加えられることも多い。うさぎ顔は、丸くて大きな目、小さい鼻と口、などを特徴とする顔立ち。涙袋や透明感のある白い肌なども特徴とされることが多い。甘い・儚げ・可憐、といった少女的な印象を与えやすい顔立ちとされる。
犬顔は、基本的には、面長で鼻筋が通った端整な目鼻立ちを特徴とする顔立ち。ほっそりとした聡明な印象と愛らしさを両立している印象を与えやすい。なぞらえる犬種(大型犬・小型犬・柴犬・チワワ等)が多く顔立ちの幅も大きい。
顔立ちの分類は曖昧
「たぬき顔」と比較した場合の「犬顔」は、端正な顔立ちを指す意味合いが強く、どちらかといえば「きつね顔」に近い。他方「犬顔と猫顔」を対比した場合の「犬顔」は、愛嬌のある可愛らしい顔立ちを指す意味合いが強く、これは「たぬき顔」に近い。「猫顔」は小顔で美人系の顔立ちである。
憧れの美人としてよく名前の挙がる芸能人の中にも、たぬき顔に分類されたり犬顔に分類されたりして一定でない人が少なからずいる。
「たぬき顔」や「タヌキ顔」と「狸顔」は別物
国語辞書的な日本語の語彙における「狸顔(たぬきがお)」は、「人を食ったようなスットボケた顔」を意味する言葉である- たぬき顔のページへのリンク