多頭飼育崩壊
飼育動物の数が増えすぎて適正な飼育が困難になる(飼育環境が破綻する)こと。典型的には、飼い主がペットの去勢・避妊を怠ったことでペットが繁殖してしまい、飼い主が面倒を見きれなくなるような状況。繁殖によって頭数が増え、個々のペットがストレスなく過ごせる広さを確保できなくなる、飼い主が飼育を放棄してしまい給餌や排泄物処理が疎かになる、といった問題の悪循環が生じやすい。
多頭飼育崩壊は動物福祉の観点からも極めて問題である。劣悪な環境での飼育は一種の動物虐待と見なされる、
多頭飼育崩壊が起こる主な要因は、飼い主の見通しの甘さ、誤った認識、知識不足などによる。多頭飼育を行うにあたっては、複数匹の動物を飼う場合には何が起こりうるか・どのようなことに気をつけるべきか等に関する正しい知識と、何があっても必ず面倒を見るという決意や覚悟が求められる。
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