その他の特殊なパス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 16:06 UTC 版)
「パス (サッカー)」の記事における「その他の特殊なパス」の解説
センタリング(クロスボール) ペナルティエリアの両サイドから中央へのパス。ゴール前にいるフォワードを狙って出され、フォワードはセンタリングをヘディングシュートやボレーシュートで得点を狙う。通常、センタリングは浮き球で出されるが、速いグラウンダーで出されることもある。速いグラウンダーはヘディングシュートやボレーシュートを狙うには難しいが守備の意表をつくには効果的な場合もある。 サイドチェンジのパス 片側のサイドから逆側のサイドへのロングパス。サイドにボールがあり片側にディフェンスの選手が集中しているときに、手薄になっている逆サイドにロングパスを出してそちら側から攻めるのが有効である。 ダイレクトパス 自分に来たパスを保持しないでそのまま蹴り返すこと。ボールが素早く次へ移動するため守備の選手は反応しづらい。短いダイレクトパスを連続で繋げることで守備を崩すことも出来る。しかし、パスコースを探す時間がほとんどないため、瞬間的にパスコースを見つけるか、自分にパスが来る前に何処へパスを出すか考えて置かなければならない。 ワンツーパス(壁パス) 2人で行う連係プレー。1人の選手(A)が他の選手(B)へパスを出し、パスを出したAの選手が移動して、パスを受けたBの選手から最初にパスを出したAの選手へパスを返してもらう。最初にボールを持っていたAの選手がディフェンスのマークを外すことができる。 スルーパス スペースへのパスの一種で、英語ではpenetrating pass、deep passなどとも言われる。相手ディフェンダーの間を通り抜け、ディフェンスラインの裏などのスペースへ抜けていく選手へ合わせるパス。相手のディフェンスラインを突破するための手段として使われ、ゴール前のスペースで味方にスルーパスを通すことができれば、決定的なチャンスになりやすい。スルーパスを成功させるためには、出し手と受け手の意思の疎通が大切で、オフサイドにならないようにタイミングを合わせることや、二人で同一のスペースを狙うことなどが重要となる。ディフェンス側は、スルーパスを成功させないように工夫して守るので、なかなか成功しない難易度の高いパスといえる。 ノールックパス パスを出す相手を見ないでパスを出すこと。目線と違う方向にパスが出るのでディフェンスの意表を突くことができる。
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