その他の北宋画家(山水画系)
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「中国の絵画」の記事における「その他の北宋画家(山水画系)」の解説
許道寧(きょどうねい、生没年不明) - 北宋の山水画家。河間(河北)の人。長安で薬屋の客寄せのために絵を描いていた。伝承作品に『秋山蕭寺図巻』(日本、藤井斉成会有粼館)、『秋江漁艇図巻』(ネルソン・アトキンス美術館)があり、作風は李成風である。 燕文貴(えんぶんき、生没年不明) - 北宋の宮廷画院に属した山水画家。伝承作品に『江山楼観図巻』(大阪市立美術館)がある。 趙令穣(ちょうれいじょう、生没年不明) - 北宋の山水画家で、宋の太祖の5世の孫。字を大年という。「小景画」をよくした。小景画の語義は諸説あるが、近景・中景・遠景を大観的に描いた山水画に対し、近景を中心にした狭小な空間を描いた山水画を指すとされる。伝承作品に『秋塘図』(大和文華館)がある。 王詵(おうしん / おうせん、生没年不明) - 李成派の山水を描いた、北宋の余技画家。伝承作品に『煙江畳嶂図巻』(上海博物館)など数点がある。 郭忠恕(かくちゅうじょ、生没年不明) - 北宋における潑墨山水画の伝承者とされ、また界画を得意とした。伝承作品として『雪霽江行図』(ネルソン・アトキンス美術館および台北故宮博物院)がある。 江参(こうしん、生没年不明) - 北宋末から南宋初の山水画家。董源・巨然の江南山水画風を継ぐ数少ない画家の一人。『林巒積翠図巻』(ネルソン・アトキンス美術館)、『千里江山図巻』の伝承作品がある。
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