王詵とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 王詵の意味・解説 

王詵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/03 07:57 UTC 版)

王 詵(おう しん、1048年 - 1104年)は、北宋中期の画家。晋卿本貫太原郡晋陽県明恵帝姫英宗の次女)の夫。

略歴

宋初の将軍王全斌の五世の孫にあたる。

幼い頃より絵画への才能を身につけ、おっとりして垢抜けし、少年時代に人気があった。蘇軾黄庭堅米芾蘇轍秦観らの芸術家と知り合い、情緒豊かな風景画を描いた。水墨の山水煙雲と盛唐の重彩技法を互いに融合させ、伝統の中に新たな創造を求め、自成一家の清麗な画風を得意とした。

熙寧2年(1069年)、蜀国長公主(後の明恵帝姫)と結婚し、駙馬都尉、左衛将軍に任ぜられた。公主に溺愛され、王詵は野放しのような生活をした。元豊2年12月26日(西暦で1080年)に、王詵は一度免職されたが、翌年(西暦で同年)4月、公主が病気中にその求めで復職された。しかし、5月に公主が逝去する前に、複数の侍女と姦通した行為によって再び罪を得て、王詵は免職され均州へ追放された。元豊7年(1084年)、潁州へ再度追放された。元祐元年(1086年)、登州へ移された。その後、徽宗により召還され、開国公に封ぜられた。57歳で逝去して、「栄安」とされた。

  • 王彦弼 - 明恵帝姫との子。夭折した。

話本における形象

参考文献

  • 宋史
  • 『宋会要輯稿』
  • 『清河書画舫』
  • 『宣和画譜』



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  王詵のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「王詵」の関連用語

王詵のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



王詵のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの王詵 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS