その他の代謝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/16 19:17 UTC 版)
「ジヒドロキシアセトンリン酸」の記事における「その他の代謝」の解説
カルビン回路では、ジヒドロキシアセトンリン酸は1,3-ビスホスホグリセリン酸がNADPHにより6度の還元を受けて生成する。セドヘプツロース-1,7-ビスリン酸やフルクトース-1,6-ビスリン酸の合成の原料となり、これらはリブロース-5-リン酸の合成に使われる。 ジヒドロキシアセトンリン酸は、グリセリンが解糖系に入る際の出発物質となるL-3-ホスホグリセリン酸の脱水素化によっても作られる。逆に、脂肪細胞では解糖系で作られたジヒドロキシアセトンリン酸が還元されてL-グリセロール3-リン酸(G3P)が作られ、新しいトリグリセリドを作る原料となる。どちらの反応も、NAD+/NADHを補因子として、グリセロール-3-リン酸デヒドロゲナーゼにより触媒される。
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