ジェットミル(じぇっとみる)(jet mill)
超微粉砕機ともいう。食品、医薬品、印刷用トナーの製造などに使われるほか、ミサイルの固形燃料を製造するといった軍事目的に転用されることがある。
1987年、ミサイルの製造に必要な技術の拡散を防ぐねらいで、「ミサイル関連技術輸出規制」という国際的なガイドラインが策定された。日本では、1991年にジェットミルが規制の対象に加えられ、輸出するには外国為替及び外国貿易法(外為法)に基づく経済産業大臣の許可を受けなければならない。
工作機械メーカー「セイシン企業」は、イランに許可なしでジェットミルを輸出していたとして、逮捕者を出した。他にも、北朝鮮やインドなど東アジア・中東地域を中心とする国に不正輸出した疑いが浮上している。
(2003.06.16更新)
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