焼酎職

焼酎・泡盛用語集

焼酎職（しょうちゅうしょく）

琉球王府時代の職制。首里王府より許可されて泡盛の製造にあたったが、製造地域は首里三箇に限られた。『沖縄県旧慣税制度』によると、「古来より継続した30人の本職と、後更に10人増した重職（かさみ）が旧藩時代の御用酒の製造と営業を行ったものでこれら40人の製造人を総称して焼酎職といふ」とある。また東恩納（ひがしおんな）寛惇の『泡盛の話』には「焼酎職という職別があって三箇の業者488軒にこれを命じ、焼酎48職と唱え」とあるが、焼酎職の詳細については、よく分かっていない。