さそり座イオタ1星とは? わかりやすく解説

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さそり座イオタ1星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/13 03:21 UTC 版)

さそり座ι1[1]
Iota1 Scorpii
星座 さそり座
視等級 (V) 2.992[1]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α) 17h 47m 35.08113s[1]
赤緯 (Dec, δ) -40° 07′ 37.1893″[1]
赤方偏移 -0.000092[1]
視線速度 (Rv) -27.6 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: 0.01 ± 0.19 ミリ秒/年[1]
赤緯: -6.24 ± 0.13 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π) 1.69 ± 0.15ミリ秒[1]
(誤差8.9%)
距離 1900 ± 200 光年[注 1]
(590 ± 50 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV) -5.87[注 2]
物理的性質
半径 125 R[2]
質量 12 M[2]
自転速度 36 km/s[3][2]
スペクトル分類 F2Ia [1]
光度 29,000 L[2]
表面温度 6,700 K[2]
色指数 (B-V) +0.51[3]
色指数 (U-B) +0.27[3]
別名称
別名称
CD -40 11838[1]
CPD -40 8088[1]
FK5 666[1], HD 161471[1]
HIP 87073[1], HR 6615[1]
SAO 228420[1]
Template (ノート ■解説) ■Project

さそり座ι1は、さそり座の恒星で3等星。

地球から観望した際に近くに見えるι2星は、実際は、地球からの距離はι1星の2倍離れている[2]

特徴

この星は、珍しい黄色超巨星で、赤色超巨星へ進化すると考えられている[2]

明るさは29,000L、質量は12Mとされるが、この4倍の光度で20Mの可能性もある[2]

赤道での時点速度が36km/s、自転周期は半年以上かかる[2]

太陽風の100万倍以上、1年間で太陽質量の10万分の1を失っており、最後は超新星になると考えられている[2]

離角37秒の10等星の伴星がある[2]。この星が連星である場合、距離は20,000天文単位、公転周期80万年の太陽より重いF型主系列星である[2]

脚注

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注釈

  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年はパーセク×3.26より計算。
  2. ^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。小数第2位まで表記

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r Results for iot01 Sco”. SIMBAD Astronomical Database. 2017年8月24日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l James B. Kaler. “Iota-1 Scorpii”. STARS. 2017年8月24日閲覧。
  3. ^ a b c 輝星星表第5版

外部リンク




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