サイクスピコ‐きょうてい〔‐ケフテイ〕【サイクスピコ協定】
読み方:さいくすぴこきょうてい
《Sykes-Picot Agreement》第一次大戦中の1916年に英国・フランス・ロシアが締結した、戦後のオスマン帝国の領土分割に関する秘密協定。名称は、原案を作成した英国の中東専門家マーク=サイクス(Mark Sykes)と、フランスの外交官フランソワ=ジョルジュ=ピコ(François Georges-Picot)に由来。→フサインマクマホン協定 →バルフォア宣言
[補説] 旧オスマン帝国領のうち、現在のイラク南部・クウェート・サウジアラビア東部・ヨルダンにあたる地域をイギリスが、シリア・レバノン・イラク北部などをフランスが、黒海沿岸などをロシアが勢力圏とすると約束しあった。パレスチナは英仏共同統治とされた。
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