5増5減(ごぞうごげん)
総定数は変えないまま小選挙区の区割りを変更して、5つの都道府県で選挙区を1つずつ増やし、それと同時に、他の5つの都道府県で選挙区を1つずつ減らすこと。
人口の変動によって必然的に発生する小選挙区の「一票の格差」を是正する目的で行われる。「一票の格差」とは、当選議員ひとりあたりの有権者数が選挙区ごとに異なること。特に人口密度の高い都市部と過疎化が進む地方との間で格差が広がっている。
24日に成立した改正公職選挙法は、埼玉・千葉・神奈川・滋賀・沖縄の定数をそれぞれ1ずつ増やし、北海道・山形・静岡・島根・大分の定数をそれぞれ1減らした。それに加えて選挙区の線引きを変更することで、選挙区人口(2000年国勢調査)の最大格差は、現在の2.57倍から2.06倍に縮小することになった。
(2002.07.26更新)
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