こうとくいん

デジタル大辞泉

こうとく‐いん〔カウトクヰン〕【高徳院】

読み方：こうとくいん

神奈川県鎌倉市長谷にある浄土宗の寺。山号は大異山。寺号は清浄泉寺。「鎌倉の大仏」と通称される本尊の金銅大仏は建長4年（1252）鋳造に着手されたもので国宝。→鎌倉の大仏

高徳院の大仏

世界宗教用語大事典

こうとくいん 【高徳院】

神奈川県鎌倉市長谷にある浄土宗の寺。大異山清浄泉寺。通称鎌倉大仏殿。鎌倉幕府の命で浄光が一二三八（暦仁一）年大仏殿を建立、木像大阿弥陀仏を安置し、一二五二（建長四）年金銅大仏の鋳造を始めた（完成年不詳）。大仏殿は津波や地震で幾度か倒壊、大仏は露坐となった。初め真言宗や臨済宗で護持したが、江戸中期に祐天が浄土宗にした。→ 大仏 祐天