きくた かずお

デジタル大辞泉

きくた‐かずお〔‐かずを〕【菊田一夫】

読み方：きくたかずお

［1908〜1973］劇作家・演出家。神奈川の生まれ。本名、数男。第二次大戦後、「鐘の鳴る丘」「君の名は」で、連続ラジオドラマに新分野を開いた。戯曲「花咲く港」「がめつい奴」など。

美術人名辞典

菊田一夫

読み方：きくた　かずお

劇作家・演出家。神奈川県生。本名は数男。士族西郷武大の四男。後に菊田家の養子となる。サトウハチローに学ぶ。浅草軽演劇の演出助手などを経て、喜劇作家となり、古川緑波の座付作者となる。後に、小林一三の招きで東宝の演劇担当重役となり、東宝演劇の一時代を築いた。また、東宝ミュージカルの制作にも尽力した。『菊田一夫戯曲選集』がある。昭和48年（1973）歿、65才。