カーグ島
【英】: kharg island
アラビア湾北部、イラン本土東岸 18 マイルに位置する東西 3.5 マイル南北 4 マイルの小島で、イラン原油を輸出する世界最大級の原油積出港として知られている。 積出施設の建設は、1959 年に行われ、その後次々と拡張された。現在有する原油出荷桟橋は 10 基で、VLCC(最大 250 千 DWT )による船積みが可能である。アガジャリ、ガッチサラン、ダリウス、サイラス各油田よりカーグ島まで、パイプラインによって結ばれ原油が送られている。イランの原油輸出の相当部分がこのカーグ島を通じて行われるため、イラン―イラク戦争においては、1983 年来、同島の積出施設やその周辺および同島に来航するタンカーも、イラク側の攻撃目標とされている。これにより、イラン原油の同島からの輸出は大幅に減少している。これに対し、イラン政府はカーグ島対岸の Ganaueh から同島南約 400km の Asaluyeh までパイプライン建設を計画している。 |

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