かぼちゃ供養
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 05:34 UTC 版)
安楽寺では、毎年7月25日に「中風まじない鹿ケ谷カボチャ供養」を厳修する。これは今から180年程前、当時の住職であった真空益随上人が、人々を病苦から救おうと本堂で修行中に、本尊阿弥陀如来から「夏の土用のころに、鹿ケ谷カボチャを食べれば中風にならない」との霊告を受けたのが始まりで、以来7月25日に行われ、参詣者に鹿ケ谷カボチャがふるまわれる。この鹿ケ谷カボチャは、1955年(昭和30年)までは盛んに作られていたが、その後は新品種の登場で煽りを受け、今日ではわずかに作られているに過ぎないが、その栄養価が評価され今また脚光をあびている。鹿ケ谷かぼちゃは安楽寺のかぼちゃ供養のため、洛北の市原や静原・鷹ケ峰・玄琢・衣笠等の京都市近郊の農家で栽培されている。
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