奥村心雪
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/03 05:05 UTC 版)
奥村 心雪(おくむら みゆき)は、日本のキャラクターデザイナー。シナモロール、ジュエルペット、ルロロマニック、 ウィッシュミーメル、Beatcats、かぶきにゃんたろうの作者[1]。
来歴
埼玉県出身。福岡県立福岡中央高等学校、1999年、女子美術大学短期大学部造形学科情報デザイン専攻(現:短期大学部 造形学科)卒業[1]。株式会社サンリオ入社。
2000年にシナモロールのシナモンの原型となるうさぎのキャラクターを発表したが、採用には至らなかった[1]。翌2001年、うさぎの耳と尻尾を描き直して白い子犬へと設定を変更したところ[1]、サンリオの月刊誌『いちご新聞』のニューキャラ読者投票で5位を獲得[1]。その後、小学校高学年の店頭アンケートで1位を獲得し商品化が始まる[1]。やがて、シナモロールは小学生の間で人気を博し、サンリオキャラクターの中でハローキティに次ぐ人気キャラクターになった。シナモロールのヒットを受け2007年時点では係長であった役職も次第に昇進し、退任時点では執行役員にまで登り詰めている。
2007年にルロロマニック、2010年にウィッシュミーメル[2]、2017年にかぶきにゃんたろう[3]、2020年にBeatcatsを発表。
2024年11月10日、25年間勤めたサンリオを退社したことを自身のSNSで公表した[4][5]。
脚注
- ^ a b c d e f “奥村 心雪 | 卒業生の仕事”. www.joshibi.ac.jp. 女子美術大学・女子美術大学短期大学部. 2023年4月28日閲覧。
- ^ “サンリオ×立命館 サンリオが語る新キャラWish me mell”. アニメ!アニメ!ビズ (2011年6月17日). 2016年3月14日閲覧。
- ^ “松竹とサンリオ、歌舞伎のPRキャラクター「かぶきにゃんたろう」を共同開発”. 日本経済新聞 (2017年4月25日). 2023年7月15日閲覧。
- ^ “おくむらみゆき”. X. 2024年11月11日閲覧。
- ^ 「【お知らせ】「シナモロール」担当デザイナーについて」『SanrioTimes』2024年11月11日。2025年9月3日閲覧。
関連項目
外部リンク
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