御出でまい
おいでまい
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 01:41 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動おいでまい | |
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属 | イネ属 Oryza |
種 | イネ O. sativa |
交配 | ほほえみ×あわみのり |
亜種 | ジャポニカ O. s. subsp. japonica |
品種 | おいでまい |
開発 | 香川県農業試験場 |
おいでまいは、日本のイネの栽培品種および銘柄名。香川県オリジナルの水稲うるち米である[1]。品種名は讃岐弁で、「香川県で生まれた新しいお米を多くの人に食べて欲しい、食べにきてほしい」との思いが込められている[2][3][4][5]。
概要
ヒノヒカリより、出穂期はやや晩で高温障害[6]による白未熟米の発生が少なく品質が良い。稈の長さが短く倒伏しにくい。炊飯時に艶があり、コシヒカリ並みに粘りがあって米本来の食感が楽しめる。
- 交配系譜
ほほえみ[7] |
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あわみどり |
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おいでまい | |||||||||||||||
経過
- 2002年 - 香川県農業試験場で父をほほえみ、母をあわみのりとし人工交配させ開発された品種。
- 2010年 - 11月、おいでまい(当時の試験名:香系8号)を香川県の奨励品種に認定。
- 2012年 - 香川県を中心に、「おいでまい」の普及を図るため「おいでまい」委員会を設立した[8][9]。
- 2013年 - 本格栽培が開始されている。
- 2015年 - 11月23日、第17回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会で、オーガニックファームまんのう(代表取締役 白川敏行)が都道府県部門で特別優秀賞を受賞[10][11][12]。
- 2016年 - 日本穀物検定協会「米の食味ランキング」で、特A評価になる[13]。
- 2017年 - 1月12日、第1回「おいでまい」品質・食味コンクールを開催[14][15][16]。
関連項目
出典
- ^ “美味しいお米『おいでまい』”. 四国ライス. 2015年1月16日閲覧。
- ^ “さぬき米おいでまい”. 香川県農政水産部農業生産流通課. 2015年1月16日閲覧。
- ^ “おいでまい誕生秘話 土地が狭く、水環境にも恵まれないうどん県・香川で生まれ、四国で初めて特Aを獲得するまでの試練の道のり”. 「ごはん彩々」. 2018年3月4日閲覧。
- ^ “詳細情報 おいでまい”. 登録品種データベース農林水産省. 2018年3月4日閲覧。
- ^ “おいでまい”. Shikokurice. 2018年3月4日閲覧。
- ^ “高温障害(こうおんしょうがい)”. 農山漁村文化協会. 2017年4月6日閲覧。
- ^ “水稲の新しい準奨励品種‘ほほえみ’の福岡県における適応性”. 農産研究所. 2017年4月6日閲覧。
- ^ “「おいでまい」委員会”. 香川県農政水産部農業生産流通課 農産グループ「おいでまい」委員会事務局. 2017年4月6日閲覧。
- ^ “うまい、食べまい、香川のお米「おいでまい」~「おいでまい」委員会~”. 中国四国農政局香川支局. 2017年4月6日閲覧。
- ^ “第17回 米・食味分析鑑定コンクール:国際大会”. 米・食味鑑定士協会. 2017年4月7日閲覧。
- ^ “オーガニックファームまんのう”. オーガニックファームまんのう. 2017年4月7日閲覧。
- ^ “白川 敏行”. facebook. 2017年4月7日閲覧。
- ^ “平成元年産からの特Aランク一覧表”. 日本穀物検定協会. 2017年4月6日閲覧。
- ^ “第1回「おいでまい」品質・食味コンクールの審査結果を発表します!”. 香川県農政水産部農業生産流通課. 2017年4月6日閲覧。
- ^ “第1回「おいでまい」品質・食味コンクール審査規程”. 「おいでまい」委員会事務局. 2017年4月6日閲覧。
- ^ “第1回「おいでまい」品質・食味コンクール開催要領”. 「おいでまい」委員会事務局 香川県農業生産流通課農産グループ. 2017年4月6日閲覧。
外部リンク
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