いちご_(本)とは? わかりやすく解説

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いちご (本)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/04 08:53 UTC 版)

いちご青い鳥文庫から発売されている作・倉橋燿子、絵・さべあのま児童文学。山に引越しした女の子・いちごの物語で、全5巻。

あらすじ

第一巻

小学生のいちごこと水木一子は家族で都会からに引っ越してきた。そこで父親主導でキャンプ場を開いた。最初はいちごも山の不便な生活が嫌だったが、キャンプ場近くで父親と暮らす少年・光と出会い、植物動物の声を聞いているうちに山の生活が好きになった。

第二巻

いちごの住むキャンプ場に、以前喧嘩したままになっていたみどりちゃんがやってきた。最初は仲直りが上手くいかなかったが、工夫して仲直りをした。

第三巻

いちごの学校で劇をやることになった。いちごは主役をやろうとするが、みんなは美帆ちゃんを主役にしたがる。女子がいちごの味方をしたが、それではいちごも納得しなかった。いちごは親友の百合ちゃんを主役に推薦し、結局主役は美帆ちゃんといちごの二人でやることになった。

第四巻

学芸会の件も一段落したところだったが、3巻での母親の入院中に出会った、腎臓が悪い病気の優子が光のことを好きになってしまう。そのことでいちごは、わずかながらやきもちをやいてしまった。

一方でいちごの学校にはマリオという東京からの転校生が現れ、いちごとマリオは親しくなる。マリオと親しくなったことを光に手紙で伝えるいちごだったが、光もいちごにやきもちをやく。光といちごは次第に距離を置くようになる。

そんな中、山に工場を建設するという計画が始まり、いちごたちの学校は大騒ぎ。マリオの父は工場建設の責任者であり、いちごの父は反対していた。

そして、何者かによって山が火事になってしまう。

第五巻

お母さんが亡くなってしまい、悲しみにひたるいちご。悲しみに暮れるいちごは、心配したジュニアや仲間たちの支えを受けて笑顔を取り戻す。大好きな光が受け止めてくれるお話。

登場人物

いちご(水木一子)
主人公。アトピー性皮膚炎を患っており、顔につぶつぶした痕があるためあだ名が「いちご」。自然の多い環境での生活でアトピーが改善することを願った父親が脱サラし、友人と協力してキャンプ場を開くのに合わせて都会から転校した。
いちごより年長の少年。草木や動物の声が聞こえる、という不思議な能力を持つ。後に同じ脳力に目覚めたいちごと惹かれ合うが、都会の学校に進学したことで中盤は疎遠となり、手紙のやり取りが多くなる。 

外部リンク

倉橋燿子の作品『パセリ伝説』の公式ウェブサイト。完結後は『ラ・メール星物語』『魔女の診療所』など、最新情報を更新している。倉橋燿子先生からのメッセージなども定期的に掲載中。


「いちご (本)」の例文・使い方・用例・文例

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