いただきますライブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 04:15 UTC 版)
リニューアル後の水族館ではイベントなどの際に、飼育する大型魚に生餌(ニジマスなど)を与え、捕食する様子を「いただきますライブ」や「行動展示パフォーマンス」として、イトウの大水槽やアマゾンの大水槽で行っている。来館者アンケートで「餌を食べるところが見たい」という声が多かったため、行動展示の一つとして始めた。この企画者の中村は、「魚類が魚類を捕食するプログラムは日本で行われておらず、捕食の瞬間にその生物の特別な能力を目の当たりにできる」と、「命をいただく」ということへの理解や食物連鎖の理解の大切さを説き、「食育プログラム」であると解説している。このプログラムでは、餌として体長15~20cmのニジマス数十匹~100匹を水槽に放ち、大型魚がそれを追い一気にのみこむ様子が観察できる。水族館の担当職員は「生きるために力を振り絞る姿を見てもらいたい」と語り、「命のありがたさ、命の大切さ、命と命のつながりを再確認していただきたい」と解説する。この行動展示について、STV(札幌テレビ)は、「決して“ショー”ではなく、“生きた勉強”になるのではないか」、また「魚たちの命と命のつながりをも見せることは山の水族館の理念だ」と報道している。
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