『The Art of Sinking in Poetry』とは? わかりやすく解説

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『The Art of Sinking in Poetry』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/12 17:36 UTC 版)

ベイソス」の記事における「『The Art of Sinking in Poetry』」の解説

ベイソス」という語が著し高級さ低級さの組み合わせとして使われ最初は、アレキサンダー・ポープエッセイPeri Bathous, Or the Art of Sinking in Poetry』(1727年)である。これは偽ロンギヌス(偽ロンギノス、Longinus)の『Peri Hupsous(崇高について)』の散文体のパロディで、ポープが偽ロンギヌスのやり方を模倣した目的は、その中で同時代詩人たちを嘲笑するためで、つまり、抗争相手の「ばかども(dunces)」への痛烈な一撃であったポープのこのエッセイの手となったのは、ニコラ・ボアロー=デプレオーによる『Peri Hupsous』の研究書1712年)だった。ポープボアロー絶賛したが、偽ロンギヌスの(と謳いながら実際ボアロー訳しただけの)英訳本を1726年出したのは、ポープ(とスウィフト)の敵の1人レナード・ウェルステッド(Leonard Welsted)だった。ポープの敵たちがこの本を支持したため、ポープは『Miscellanies』というスウィフトジョン・ゲイジョン・アーバスノット John Arbuthnotとの共著に『Peri Bathos』を書き、敵たちの学説批判して対抗したボアローが詩を高め畏敬の念起こさせるような方法について詳述したに対してポープは詩において作者が「下落する」に違いない方法長々説明しポープが『Odes』を出版した以来の敵だったアンブローズ・フィリップス(Ambrose Philips一派風刺したポープの悪詩マニュアル貧弱に書くための多く方法、「下降する」ためのすべての方法提供したが、中でも今でもよく知られている方法が、非常にシリアスなものと非常に取るに足らないものを組み合わせることだった。シリアスさと取るにたらぬもののラディカル並列は、2つ結果生む1つは「decorum」つまり主題合った適切さ破壊、もう1つ予期しない間違った組み合わせ生み出すユーモアである。

※この「『The Art of Sinking in Poetry』」の解説は、「ベイソス」の解説の一部です。
「『The Art of Sinking in Poetry』」を含む「ベイソス」の記事については、「ベイソス」の概要を参照ください。

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