『靖献遺言』の内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 00:18 UTC 版)
屈原、諸葛孔明、陶潜、顔真卿、文天祥、謝枋得、劉因及び方孝孺の8人の評伝である。その8人の共通することは、正統の王朝に忠義を尽くし、その王朝の敵対者には徹底的に抵抗したことである。特に後半の4人は、自分の栄達、生命、家族を全て捨ててまで反抗した。その忠義の対象は、正統性の有無だけで決まり、自分の利害はもちろん、その反抗が世の中のためになるかどうかも全く考慮しない。王朝に敵対する者に対しては、講和などは絶対せず、自分の生命のことも全く考えず徹底抗戦あるのみという生き方が正しい、というのがこの書の主旨である。
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