『時事新報』論説のカテゴリー分け
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「脱亜論」の記事における「『時事新報』論説のカテゴリー分け」の解説
上記の石河の説明をまとめて、平山洋は『時事新報』の論説を以下の4つのカテゴリーに分類した。 『時事新報』論説のカテゴリー分けカテゴリー分類立案者起稿者説明Ⅰ「福沢真筆」 福沢 福沢 福沢が立案して執筆した Ⅱ「福沢立案記者起稿」 福沢 記者 福沢が立案して、社説記者が起稿し、福沢が添削した Ⅲ「記者立案福沢添削」 記者 記者 社説記者が立案して起稿し、福沢が添削した Ⅳ「記者執筆」 記者 記者 社説記者が立案して起稿し、福沢は無関与 上記の石河の説明によると、『正続福澤全集』の「時事論集」に収録されている論説は全てカテゴリーⅠの「福沢真筆」とカテゴリーⅡの「福沢立案記者起稿」のみであり、カテゴリーⅢの「記者立案福沢添削」とカテゴリーⅣの「記者執筆」は含まれていないことになる。一方、平山の説明によると、カテゴリーⅡの「福沢立案記者起稿」とカテゴリーⅢの「記者立案福沢添削」とは外見上の区別がないので、論説の立案者を認定するのは難しいとされている。
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