『きらきら』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 14:31 UTC 版)
『きらきら』もカドハタの子供時代の経験に基づく作品である。主人公ケイティは両親と姉、弟とジョージア州の町で暮らしている。もともとアイオワ州で食品店を営んでいたが経営難に陥り、父がヒヨコの雌雄鑑別の仕事を得たためにジョージア州へ移住することになった。母は鶏肉工場で働くことになった。ケイティは姉のリンを心から慕っている。「きらきら」は姉に教えられた最初の日本語であり、「わたしはそのことばが大好きだった。大きくなると、好きなものはなんでも「きらきら」と呼んだ。きれいな青い空、子犬、子猫、ちょうちょ、色つきクリネックス」。だが、リンはやがて病に倒れ、ケイティは苦しむ姉の姿を目の当たりにする。本作品はアジア/太平洋アメリカ文学賞およびニューベリー賞を受賞した。
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