「Honda FC STACK」搭載 FCX
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「ホンダ・FCX」の記事における「「Honda FC STACK」搭載 FCX」の解説
2003年10月、「Honda FC STACK」搭載 FCXが発表された。燃料電池スタックには、新開発のステンレス鋼板を使用したシール一体型のプレスセパレーターが採用された。従来のカーボンセパレーターを使用したHonda FC スタックより部品点数の半減と軽量コンパクト化、2倍以上の出力密度向上、接触抵抗の半減や、熱伝導率も5倍と大きく向上した。電解質膜も従来のフッ素系ではなく新開発の炭化水素系アロマティック電解質膜となり、これらにより-20度での発電が可能となり、耐久性が向上、暖気に要する時間も従来型の1/5となった。FCXはこの燃料電池スタックを加湿ユニットをはさんで2分割で搭載する。モーターは80kWにパワーアップ、ウルトラキャパシタは10%以上、出力密度とエネルギー密度が向上。駆動エネルギー効率は55%となった。 2004年11月にニューヨーク州とリース契約をし、12月に納入された。日本でも12月に北海道庁と契約し、2005年1月に納車された。新たにFCX用のモーター制御TCSを開発し、雪道にも適応した。HDDナビゲーションシステムも搭載。 2006年、水素充填ソフトウェアのアップグレードにより航続距離が向上した。
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