「対話と拡散」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/14 04:40 UTC 版)
「ジョン・ダラム・ピーターズ」の記事における「「対話と拡散」」の解説
『Speaking Into the Air』(Peters, 1999) のある章では、コミュニケーションの二つの形態である対話 (dialogue) と拡散 (dissemination) を対比している。対話は、コミュニケーションのより良い手段と見られがちであるが、ピーターズはそれが残忍で破壊的であると考える。拡散が公正とされる理由は、それが対話とは異なり、理解することや、話し手への応答を、聞き手に強制しないからである。拡散によってもたらされる相互作用の欠落は、受け手側に自ら意味を解釈する自由を与える。ピーターズは、たとえ単一方向であってもコミュニケーションは達成できることを説明している。
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