「四分一」の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/11 10:25 UTC 版)
「四分一 (合金)」の記事における「「四分一」の種類」の解説
四分一には銀の含有率は23-60%の幅でいくつか異なった合金があり、異なった色合いを呈する。 より銀の含有量が多くなると白っぽくなる。 種類銀:銅 +金の割合備考 色はいずれも煮色仕上げ後のもの(並)四分一 25:75 金微量 暗い灰色 白四分一 (金一分差し) 60:40 +1 白っぽい灰色 硬く加工しづらい、融点は低い 上四分一 (金一分差し) 40:60 +1 灰色、硬く加工しづらい 並四分一 内三分 (金一分差し) 30:70 +1 濃い灰色 並四分一 外三分 (金一分差し) 23:77 +1 内三分より、さらに濃い灰色 黒四分一 (金一分差し) これは上記の「四分一」とは異なり、「四分一」を40%と「赤銅」を60%合わせたものに、さらに金を1%混ぜた合金である。 煮色仕上げで赤銅の青みがかった黒とは異なった黒色が得られる。仮に三分挿し(金3%)の赤銅を使ったとして、銀9.9%、銅87.3%、金2.8%の比率となる。 注) 「金一分差し」とは母金10匁(100分=37.5gr)に対し1分の金という意味である。 「並四分一」の「内・外三分」の「三分」は正確ではないが、それぞれ銀を3分増量または減量という意味である。
※この「「四分一」の種類」の解説は、「四分一 (合金)」の解説の一部です。
「「四分一」の種類」を含む「四分一 (合金)」の記事については、「四分一 (合金)」の概要を参照ください。
- 「四分一」の種類のページへのリンク