「剥き出しの生」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 04:23 UTC 版)
「ジョルジョ・アガンベン」の記事における「「剥き出しの生」」の解説
「生の潜在性」を前提にして、アガンベンの思想はホモ・サケルの批判的な思考を通じて、いかなる権利も奪われた「剥き出しの生」の問題へと集約していった。以来、アガンベンは「主体なき主体性」の問題を扱うようになる。すなわち、人間とは「ある結果」なのであり、「しかしこれは本質でも、厳密な意味でのモノでもなく、単に可能性あるいは潜在性としての実存=エグジスタンスに関する単純な事実」である。
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