「フェティシズム」の他の用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 22:14 UTC 版)
「呪物崇拝」の記事における「「フェティシズム」の他の用例」の解説
シャルル・ド・ブロスが1760年に匿名で出版した『フェティシュ諸神の崇拝』にて人類最古の信仰形態を『フェティシズム』と命名した(fetico=護符の意味)。 19世紀、『フェティシュ諸神の崇拝』のドイツ語訳を読んだカール・マルクスは、資本主義における重要な要素である貨幣が持つ交換の媒介としての機能の根源を物神崇拝(フェティシズム、呪物崇拝)に求め、フェティシズムの用語を流用した(「物象化」を参照)。 さらに後に、ジークムント・フロイトが、生命のない物品や人間の特定の身体部位などを愛情の対象とする、ある種の性的倒錯の形態を説明するため、この概念を流用した。これは「性的フェティシズム」と呼ばれるが、今日の日常的な日本語では、フェティシズムというとき性的フェティシズムを指すことが一般である。
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