「はやぶさ2」プロジェクトによる発見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 00:23 UTC 版)
「パンスペルミア説」の記事における「「はやぶさ2」プロジェクトによる発見」の解説
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」からサンプルとして持ち帰った砂を(各国の研究機関で)分析した結果、2022年、そこにアミノ酸(生命の素材となる重要な物質。タンパク質の材料ともなる物質。)が数十種類ほど含まれていることが見つかった。 従来から隕石にアミノ酸が付着しているのが見つかってはいたが、隕石は地球に落下する際に大気に触れているので、隕石上のアミノ酸が宇宙起源だとは証明できずにいたが、はやぶさ2のサンプルからアミノ酸が大量に見つかったことにより、たしかに宇宙にアミノ酸が存在しているということが証明できた。というのは、はやぶさ2のサンプルはまったく外気に触れないような状態で採取し、持ち帰り、分析しているので、そのサンプルから見つかったのだから、たしかに宇宙にアミノ酸があるということの証明になっているのである。生命の起源の謎に迫る研究成果だと考えられている。
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