ΑΩ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/29 04:53 UTC 版)


ΑΩ(アルファオメガ)は、新約聖書に現れる語句である。厳密に言えば聖書にこの形では現れてはいないが、しばしば「ΑΩ」もしくは、「アルファとオメガ」に相当する各言語(たとえば、ラテン語: alpha et omega、英語: Alpha and Omega)として言及される。
典拠
新約聖書の「ヨハネの黙示録」(1章8節、21章6節、22章13節) に、主の言葉「私はアルファであり、オメガである」[1](コイネーギリシャ語: τὸ α καὶ τὸ ω; 英語: I am the Alpha and the Omega)として現れる。なお、21:6 と 22:13 ではこのフレーズの後に「最初であり、最後である」と続く。
意味
ギリシャ文字の最初の文字Α(アルファ)と、最後の文字Ω(オメガ)が並べられており、最初と最後、すなわち、「全て」「永遠」という意味を持つ。
同じ意味で、「A to Z」「A-Z」「AZ」などと、表記されることがある。
著名な事例
- B'z - 当人たちが説明する一貫性のない理由の一つとして、「当初はA〜Zという意味でA'z(アズ)と考えたが、AIDS(エイズ、後天性免疫不全症候群)と読み間違えられる可能性を考え『Aの次はBだろう』という理由で『B'z』となった」というものがある。
- 続・猿の惑星 - 劇中で登場するコバルト爆弾にΑΩと書かれている。
脚注
注釈
- ^ a b キリストグラムの一種であるこのシンボルの日本語の定訳、慣用される表現は不明。訳例として「アルファ・オメガ・キー・ロー」、「アルファ・オメガ・カイ・ロー」、あるいはそれらの表記ゆれ。また、
ウィキメディア・コモンズには、Chi Rho Alpha Omegaに関するカテゴリがあります。
出典
関連項目
外部リンク
- 『アルファにしてオメガ』 - コトバンク
- 『アルファでありオメガである』 - コトバンク - リンク先の「{|アルファ}」〔ママ〕はコトバンク側での文字化けの一種と判断される。
- >> 「αΩ」を含む用語の索引
- αΩのページへのリンク