さもしい

デジタル大辞泉

さもし・い

［形］［文］さも・し［シク］

１ 品性が下劣なさま。心根が卑しい。意地汚い。「—・い行為」「—・い根性」

２ 見苦しい。みすぼらしい。

「めでたい市の始めに、何とあの様な—・い牛が一の杭につながるるものでござるぞ」〈虎寛狂・牛馬〉

[補説] 托鉢(たくはつ)の沙門(さもん)のみすぼらしいようすをいう「さもんしい」の変化した語という。

[派生] さもしげ［形動］さもしさ［名］

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さもしい

出典:『Wiktionary』 (2020/03/09 09:31 UTC 版)

形容詞

さもしい

1. 欲深くいやしい根性が態度にあらわれている様子。
   • 少しでも世間の眼に私自身を善く見せたい、さもしい心もちがある私は。（芥川龍之介『袈裟と盛遠』）
2. 見苦しい。
   • おのれをあざけるのはさもしいことである。（太宰治『道化の華』）

発音^(?)

東京アクセント

さ↗もし↘ー

京阪アクセント

さも↘しー

活用

関連語

• 派生語:さもしげ、さもしさ

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「 さもしい」の例文・使い方・用例・文例

• やりくり算段の体面維持, さもしい上流気取り.
• そんなさもしい真似は止(よ)せ.
• さもしい心を起こす
• さもしい根性を出す
• いくら貧乏をしてもそんなさもしい根性は出しませんや