World Wide Web 統計

World Wide Web

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 09:53 UTC 版)

統計

2001年の研究[18]によれば、ウェブ上の文書は5500億個以上も存在し、その多くは「深層Web」にあるという。

2002年の20億以上のウェブページを調査した結果によると[19]、英語のコンテンツが56.4%で最も多く、以下、ドイツ語 (7.7%) 、フランス語 (5.6%) 、日本語 (4.9%) となっていた。これ以降、中国語のページの増加が目立っている。

2005年1月では[20]、75種類の言語でウェブ検索を行ってサンプリングし、一般に検索可能なWebは少なくとも115億ページ存在するとの結果を得ている。

2006年2月では[21]、静的なページだけでも150億ページ以上、動的に生成されるページを含めると350億ページ以上が存在するとの推定がある。

2014年9月16日には、世界のウェブサイトの総数が10億件を突破したと発表された[22]

社会的影響

ウェブは人類史上最大の規模で個人間の情報交換を可能とした。ウェブを通して、地球全体で多種多様な情報を自由に交換することができるようになったのである。[要出典]

感情的な経験、政治的考え方、文化習慣、音楽の風習、ビジネスについての助言、芸術、写真、文学などが、人類史上最も安価にデジタル化されて共有・拡散される。ウェブはそれを支える技術と設備の上に成り立っているが、印刷物と違って物理的な形を持たない。そのため ウェブを通じた情報伝播は物理的な量に制限されず、情報を複写するのに大きな手間もかからない。またインターネットを使う利点として、ウェブ上の情報は簡単かつ効率的に検索でき、他のどんな通信手段(郵便電話など)や実地の旅行よりも早く情報を集めることができる。[要出典]

すなわちウェブは今まで地上に現れた個人の情報交換媒体としては最も広範囲で遠くまで伝達可能なものである。多くのユーザーが世界各地の人々と情報交換し、他の手段では不可能だったことを可能とするだろう。[要出典]

ウェブは社会交流を促して、膨大な知識の集積を育み、個々人の地球規模の理解を深める役に立つと示唆する人もいる。一方、多くの人々を仮想世界に閉じこもらせ、好戦性を増大させ、地球規模の管理・支配体制を生み出すのに使われる可能性も持っているとも言われる。[要出典]

備考

「インターネット・サーフィン」という言葉は1992年6月に出版された「ウィルソン・ライブラリー・ビュレッティン」[注釈 4]の中のジーン・アーマー・ポリー[注釈 5](司書)の書いた文章から発祥しているという。ポリーは独自にこの言葉を生み出したかもしれないが、1991年から1992年にかけて Usenet で同様の言葉が散見された。更にそれ以前にハッカーのコミュニティで使われていたという証言もある。[要出典]

英語では、「worldwide」と一語で表記するのが普通だが[要出典]、「World Wide Web」やその略記の「WWW」英語でも普通に使われるようになった[要出典]。最初の頃は、単語を連続して書いて単語の先頭だけを大文字にした 「WorldWideWeb」(インターキャップとかキャメルケースといわれ、プログラマが好む命名規則)とか、ハイフンが入った 「World-Wide Web」(英語の本来の使用法に近い)と表記されることも多かった[要出典][要出典]

英語では「World Wide Webワールド・ワイド・ウェブ」より「WWWダブリュー・ダブリュー・ダブリュー」の略称が一般的である[要出典]。ただし、皮肉なことに、「WWW」の方が「World Wide Web」よりも音節数が多く、発音するのにかえって時間がかかる。バーナーズ=リーによれば、他の人はそれを理由に名前を変えるように助言したが、バーナーズ=リー本人がこの名称に固執したとのことである[要出典]

英語圏の多くの地域では、「WWW」は「ダブリュー・ダブリュー・ダブリュー」と発音されるが、ニュージーランドでは「ダブ・ダブ・ダブ」と発音されることが多い。[要出典]


注釈

  1. ^ Enquire Within Upon Everything
  2. ^ このウェブページは復刻版である(英語版wikipediaを参照)。
  3. ^ しばしばこの日がWWW公開の日と誤認識されている。
  4. ^ Wilson Library Bulletin
  5. ^ Jean Armour Polly

出典

  1. ^ http://www.w3.org/ The World Wide Web Consortium (W3C)
  2. ^ 2 発展する画像通信 : 昭和60年版 通信白書”. www.soumu.go.jp. 2021年1月7日閲覧。
  3. ^ 「メディアリテラシ」(Computer Science Library 15)p122 植田祐子・増永良文著 サイエンス社 2013年8月10日初版発行
  4. ^ 「インターネット」p70-71 村井純 岩波書店 1995年11月30日第1刷発行
  5. ^ a b c d e f Webとは - IT用語辞典”. IT用語辞典 e-Words. 2024年3月1日閲覧。
  6. ^ インターネットを爆発的に普及させたウェブ(WWW)ができるまで - JPNIC”. www.nic.ad.jp. 2024年3月1日閲覧。
  7. ^ The original proposal of the WWW, HTMLized
  8. ^ “WWW誕生から30周年 Googleもロゴで祝福”. ITmedia NEWS. (2019年3月12日). https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1903/12/news062.html 2019年3月12日閲覧。 
  9. ^ Tim Berners-Lee, a British scientist, invented the World Wide Web (WWW) in 1989 CERN. The birth of the Web. [1] 2019-09-04閲覧
  10. ^ http://www.w3.org/Proposal
  11. ^ Tim Berners-Lee: WorldWideWeb, the first Web client
  12. ^ 20 12, 1990 By Christmas 1990, Sir Berners-Lee had defined the Web’s basic concepts, the html, http and URL, and he had written the first browser/editor and server software. info.cern.ch was the address of the world's first web server, running on a NeXT computer at CERN. CERN. The birth of the World Wide Web. [2] 2019-09-04閲覧.
  13. ^ https://groups.google.com/g/alt.hypertext/c/-/m/bJGhZyooXzkJ
  14. ^ https://www.afpbb.com/articles/-/2385689?cx_part=search 「www一般開放15周年、発明者が語るウェブの理想」AFPBB 2008年5月1日 2021年3月5日閲覧
  15. ^ "アドビは2020年12月31日でFlash Playerのサポートを終了する" Adobe. Adobe Flash Playerサポート終了情報ページ. Adobe公式HP. 2023-01-03閲覧.
  16. ^ DNSとは - IT用語辞典”. IT用語辞典 e-Words. 2024年3月1日閲覧。
  17. ^ Webブラウザとは - IT用語辞典”. IT用語辞典 e-Words. 2024年3月1日閲覧。
  18. ^ BrightPlanet - The 'Deep' Web: Surfacing Hidden Value
  19. ^ Distribution of languages on the Internet
  20. ^ The Indexable Web is more than 11.5 billion pages
  21. ^ Fact of The Web
  22. ^ https://www.afpbb.com/articles/-/3026121?cx_part=search 「世界のウェブサイト数、10億件を突破」AFPBB 2014年9月17日 2021年3月5日閲覧



WorldWideWeb

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/08 16:15 UTC 版)

WorldWideWeb(ワールドワイドウェブ)は、世界初のウェブブラウザであり[1]WYSIWYGHTMLエディタである[2]。後に World Wide Web との混同を避けるため Nexus と改称している。 WorldWideWebは開発された当時、ウェブを閲覧する唯一の手段であった[1]


  1. ^ a b c d e f g h i j k l m Berners-Lee, Tim. “The WorldWideWeb browser”. World Wide Web Consortium. 2010年7月23日閲覧。
  2. ^ a b c d e f Interview Robert Cailliau on the WWW Proposal: "How It Really Happened."”. Institute of Electrical and Electronics Engineers (1997年11月). 2010年8月18日閲覧。[リンク切れ]
  3. ^ Index of /History/1991-WWW-NeXT/Implementation”. World Wide Web Consortium. 2010年8月18日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g Berners-Lee, Tim. “Frequently asked questions - What were the first WWW browsers?”. World Wide Web Consortium. 2010年7月22日閲覧。
  5. ^ a b c Berners-Lee, Tim (ca 1993/1994). “A Brief History of the Web”. World Wide Web Consortium. 2010年8月17日閲覧。
  6. ^ Jean-François Groff. “NeXT editor upgrade proposal”. World Wide Web Consortium. 2010年6月21日閲覧。
  7. ^ Stewart, Bill. “Web Browser History”. Living Internet. 2010年6月2日閲覧。
  8. ^ History of Libwww” (PDF). p. 3. 2008年4月29日閲覧。
  9. ^ Berners-Lee, Tim. “Policy”. World Wide Web Consortium . 2010年9月1日閲覧。
  10. ^ a b Welcome to info.cern.ch”. CERN. 2010年7月25日閲覧。


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