ANAインターコンチネンタルホテル東京 概要

ANAインターコンチネンタルホテル東京

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/13 14:15 UTC 版)

概要

森ビルが開発を主導した赤坂から六本木にまたがる5.6ヘクタールにおよぶ再開発事業「アークヒルズ」内に、サントリーホールテレビ朝日アーク放送センターアーク森ビル、アークタワーズなどとともに[2]全日空が展開した全日空ホテルズの旗艦ホテル「東京全日空ホテル」として[3]1986年6月7日に開業した。運営は子会社の全日空エンタプライズが手掛けた。

2006年10月、外資系企業の参入が続く国内ホテル市場での競争力の強化を狙い、全日空は英国・インターコンチネンタルホテルズグループと資本・業務提携を結び、12月、共同出資会社である「IHG・ANAホテルズグループジャパン」が発足した。これに伴い、東京全日空ホテルは同社傘下となり、2007年4月に名称を「ANAインターコンチネンタルホテル東京」と改めた[3]。さらに同月、全日空はANAインターコンチネンタルホテル東京など自社で不動産を保有する直営13ホテルを米国・モルガン・スタンレーグループに約2813億円で売却すると発表し[4]、6月までにモルガン・スタンレーの特定目的会社である城山プロパティーズへの売却が完了した。

建物全体は、三角グリッドによって構成し、それにより、高層部では鋭角的な造型によって航空会社のホテルらしい、象徴性を打ち出すことを目指し、低層部では、三角グリッドの特徴ある連続性と有機的な平面構成を最大限発揮することを基本的なコンセプトとして設計された[5]

客室数は844室。11のレストラン&バー、ショッピングアーケード、大小20の宴会場、フィットネスルーム、ガーデンプール、エステティックサロン、ビジネスセンターなどがある。


  1. ^ a b c d e f g h i j 『新建築』1986年7月号 p.273
  2. ^ 『ビル紳士録』p.116
  3. ^ a b 「全日空 インターコンチと提携へ 共同出資会社設立でホテル事業強化」『毎日新聞』2006年10月24日
  4. ^ 「全日空の直営13ホテル モルガンに2800億円で売却」『読売新聞』夕刊 2007年4月13日
  5. ^ 『新建築』1986年7月号 p.236






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